チーム運営育成
選手面談のやり方。 モチベーションを引き出す対話術
2026-04-155分
練習中に全員と深い話をするのは難しい。だからこそ、定期的な個別面談が効いてきます。年2〜3回、1人15分でもチームは大きく変わります。
面談のタイミング
年間の面談ポイント
- →シーズン開始前:目標設定、役割の共有
- →中間期:進捗確認、悩みヒアリング
- →シーズン終了後:振り返り、次年度へのつなぎ
聞き方の順序
いきなり「何を頑張りたい?」と聞いても答えは出てきません。順序を守ることで、選手自身が考えを整理できます。
ステップ1:最近の調子を聞く(アイスブレイク)
「最近どう?」「学校はどんな感じ?」から始める。雑談で場を和ませることで、本音が出やすくなります。
ステップ2:自己評価を聞く
「自分のプレーで良くなってきたと思うところは?」「まだ課題だと思うところは?」まず選手自身に話させる。これが面談の肝です。
Point
選手が自分で課題を言えたら、指導は半分終わったようなもの。言わせることに時間をかけましょう。
ステップ3:コーチからのフィードバック
選手の自己評価を受けて、コーチから見た評価を伝える。ここで重要なのは、具体的な場面を引き合いに出すことです。「先週の試合の3Qで〜」のように具体的だと説得力があります。
ステップ4:次の目標を一緒に決める
次の3ヶ月で達成したい目標を1〜2個に絞って決めます。曖昧な目標ではなく、「フリースロー成功率を5割から6割にする」のように測れる形にすること。
面談で避けるべきこと
Note
他の選手との比較は絶対にしないこと。「Aは頑張ってるのに君は〜」は信頼関係を一瞬で壊します。
- 他選手との比較で評価する
- コーチが話しすぎる(聞く7割、話す3割が目安)
- 否定から入る(「でも」「違う」は避ける)
- 面談後のフォローをしない
記録を残す
面談で出た話は簡単にメモに残しておきます。次の面談で「前回こう言ってたよね」と振り返れると、選手は「自分のことを見てくれている」と感じます。
Before
面談しっぱなしで何も残らない
After
次の面談で前回の話を踏まえて進化を確認できる
保護者も巻き込む
必要に応じて保護者にも面談内容を共有します。選手本人の同意を得た上で、「こういう目標を立てました」と伝える。家庭と練習が同じ方向を向くと、成長速度が一気に上がります。
まとめ
面談は指導ではなく対話です。コーチが答えを渡すのではなく、選手が自分で気づくプロセスを作る。この積み重ねが、自走できる選手を育てます。